DualCam

iPhone の前後カメラで「一緒に掃除」動画(clean with me)を撮る方法

一緒に掃除動画は、一緒に勉強動画と同じ取り引きの上に成り立っています。誰かが地味で華やかではない作業をカメラの前でこなすことで、視聴者はその隣で同じことをしている感覚とやる気を借りることができる、というものです。ここでも必要なのは同じ2つ、演技のない実際に作業している自分の顔と、その作業のおかげで目に見えてきれいになっていく空間です。違うのは、机は動かないのに家は動くという点です。ひとつの固定した画をずっと撮るのではなく、部屋から部屋へ移動し続けることになり、スマホもそれについていかなければなりません。

同時録画アプリは、この形式を台無しにしかねない工程——広めの部屋のショットと、あとから撮った自撮り映像を事後に合わせる作業——を今回もなくしてくれます。ただし動きながら撮ることになるぶん、決める価値のあることの多くは、最初に一度決めて終わりではなく、部屋に入るたびに決め直すことになります。スマホをどこに置くか、どのレンズを使うか、どこで1本のテイクを終えて次を始めるか、これらすべてが家の中を移動するたびに変わっていきます。

部屋を撮るなら、たいていは分割よりワイプ

左右分割は、横長 16:9 の映像2本を縦のキャンバスに収めるために左右それぞれ約4分の1を切り落とします。この代償は対面のインタビューなら問題になりません。被写体はもともと中央に来るからです。しかし部屋のショットにはこれが不利に働きます。この形式でほんとうに幅が欲しいのは部屋そのものだからです。キッチンの台や物であふれたクローゼットは、分割レイアウトだと両端で本当に情報が失われます。しかもそれは、あなたが見せたい「散らかり」や「進み具合」そのものであることが多いのです。

ワイプなら部屋を画面いっぱいに保ったまま、自分の顔を隅に落とし込めます。だからここではワイプのほうが失敗しにくい既定の選択になります。背面カメラが空間で画面を満たし、前面カメラはその部屋で実際に掃除をしている場所から一番遠い角に、小さく安定して映ります。ある部屋で逆のほうが見栄えがよいなら、どちらを主役にするかは録画中でも入れ替えられます。

スマホは手に持たず、置いて撮る

掃除には両手が必要です。単眼のスマホ撮影ならポケットに入れるか、何かに軽く立てかけておけば済んでしまいます。同時録画はそれに対して寛容ではありません。平置きにしたり、いい加減な角度で立てかけたりすると、2つのカメラのうち片方が天井や床のような役に立たない方向を向いてしまうことがほとんどだからです。前面と背面を別々に調整する手段はないので、角度が悪いと片方だけでなく両方のフレームが一度に犠牲になります。

だいたい胸の高さか台の高さで、わずかに下向きに傾けた安定した面は、たいてい両方のカメラにとって具合がよくなります。背面カメラは部屋を映し、前面カメラはあごの下からではなく顔をきちんと映します。始める前にライブプレビューで確認してください。そのプレビューがそのままファイルに書き込まれるフレームであり、あとから角度を直すことはできません。1台の端末で前後両方をまかなう以上、部屋ごとにスマホを動かすこと自体は避けられません。位置を変えることは録画の途中でやることではなく、テイクの区切りの一部として組み込んでください。

部屋に入るたびに、レンズとそのほかの設定を先に決める

背面カメラのレンズは、解像度・消音・カウントダウンと並んで、同時録画が始まった瞬間に固定される設定のひとつです。これらは録画を止めてもう一度始めるまで変えられません。狭い浴室やウォークインクローゼットは、iPhone に超広角があれば、実際にスマホを置ける距離で空間全体を収めるためにたいてい必要になります。寝室やリビングでは普通は要りません。部屋ごとに事情が違うので、これは動画1本につき1回ではなく部屋ごとに決めることです。これから掃除する部屋の録画を始める前に、その部屋用のレンズを選んでください。

音声も意識して決める価値があります。掃除機や流しっぱなしの水音を20分聞き続けるのは心地よいものではないため、一緒に掃除動画の多くは無音で撮ってあとから音楽をのせています。DualCam のミュートは音量を下げるのではなく、そもそも音声トラックをファイルに作りません。トラックは録画が始まった瞬間に作られるので、ミュートはその部屋の録画を始める前に決める必要があり、掃除機がすでに動き出してから途中で決めることはできません。シンクの下やクローゼットの中のような暗い場所を撮るのに明かりが必要なら、ライトが使えます。これは録画中でも自由に切り替えられる設定のひとつです。

部屋の切れ目を、そのままテイクの切れ目にする

同時録画に一時停止ボタンはありません。録画ボタンを押した瞬間から、自分で止めるか何かに中断されるまで連続して書き込まれます。家全体をカバーする動画にとってはやりにくく聞こえますが、一緒に掃除動画はもともと部屋ごとに自然に区切られています。キッチンから浴室へ歩く間、道具を取りに行くための小休止、ある部屋が実際に終わった瞬間。これらはもともと視聴者がカットを期待する場所でもあるので、そこで1本のテイクを終えて次の部屋に着いたら新しく始めても、どのみち残らなかったものを失うだけで済みます。

家全体を撮り切ると、カメラ2系統とリアルタイム合成がずっと動き続ける実時間が積み上がり、見た目以上にスマホに負荷がかかります。DualCam の録画ビットレートではおおよそ1分あたり75MBなので、複数の部屋を合わせて1時間分の映像は4GBを少し超える計算です。浴室まで来てから足りないと気づくより、始める前に空き容量を確認しておく価値があります。スマホをしばらく手に持っていて熱を持ってきたと感じたら、部屋の移動をスマホの休憩にも当ててください。数秒電源画面を消し、ケースを外すくらいは、もともと歩くはずだった移動の中に無理なく収まります。

よくある追加の疑問

一緒に掃除動画はワイプと分割のどちらを使うべきですか。

たいていの部屋ではワイプです。左右分割は縦のキャンバスに2本の映像を収めるために左右それぞれ約4分の1を切り落とし、部屋のショットから実際の幅を奪います。この形式が普段いちばん必要としているのはその幅です。

家全体を1本のファイルとして録画できますか。

できますが、同時録画に一時停止ボタンはないため、部屋間の移動や合間もすべて含めて連続で録画され続けます。各部屋が終わるごとに止めて、次の部屋で新しくテイクを始めるほうが現実的です。テイクは止めた瞬間に確定するので、分けて撮っても何も失われません。

狭い浴室で超広角を使ったあと、次の部屋で標準レンズに戻せますか。

テイクとテイクの間であれば戻せます。背面レンズは1回の録画中は固定される設定のひとつなので、録画を止めた状態で、次の部屋の録画を始める前に切り替えてください。録画の途中で切り替わることはありません。

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