DualCam

iPhone のイン・アウトカメラで GRWM(メイク身支度)動画を同時に撮る方法

GRWM は実質、2 つのことを同時に撮っています。いま何をしているかを話す自分と、その「していること」そのもの——コスメ、鏡、その日の服。前面カメラだけを立てて話し、あとから別撮りのナレーションを合わせるのではなく、同時録画アプリで撮ると、この 2 つが最初の 1 秒から同じファイルに収まり、あとで位置合わせする必要がありません。

同時録画の基本的な設定はほかのページで扱っています。GRWM に固有なのはもっと細かくて実際的なことです。どちらのカメラに顔を出して話させるか、横より縦のほうが長いキャンバスに洗面台をどう収めるか、浴室からクローゼットへ移動したときに光がどう変わるか、そしてひと続きの録画ではなく数本のテイクに分けて撮るべき理由です。

どちらのカメラに顔を出させるか

ここではワイプ(ピクチャ・イン・ピクチャ)が自然な既定値になります。理由はチュートリアル動画と同じです。見に来た人が見たいのは身支度そのものであり、声はそれを説明する役であって、画面を取り合う相手ではありません。背面カメラを全画面にして洗面台と鏡、手元を映し、顔は隅の小窓にします。全画面側と小窓側は入れ替えられるので、近距離の話す顔を主役にして、コスメの紹介のときだけ洗面台の全景に切り替えたい、という組み方も可能です。どちらを主役にするかは撮り始める前に決めておくほうが、あとから直すより楽です。

分割を検討する価値があるのは、両方が本当に同じ重みを持つ場面に限られます。たとえば締めくくりの着替え後のお披露目で、仕上がりと自分のリアクションを並べて見せたいときです。身支度の大部分の時間では、分割は洗面台側に与えられる面積がワイプより小さくなり、むしろ不利に働きます。

洗面台は思っているより狭い

スマートフォンのカメラ映像は横向きの 16:9 ですが、実際に録画するキャンバスは縦の 1080×1920 か 1080×2340 です。洗面台と鏡と自分を、浴室が実際に許してくれるだけの距離でこの縦長の形に収めるのが GRWM でいちばん難しいところです。たいていの浴室にはそもそも後ろに下がる余地がありません。背面カメラに超広角の選択肢があるなら、ここが使いどころです。画角が広がる分、部屋がくれない距離を多少は取り戻せます。

背面カメラのどのレンズを使うかは、解像度と同じく録画開始で固定される設定の 1 つです。撮り始める前のプレビューの段階で決めてください。撮っている途中で画角が狭すぎると気づいても遅いです。

両手がふさがっている——置き場所を先に決める

チュートリアルなら手に持ったまま撮れることも多いですが、GRWM はたいてい無理です。両手ともブラシやコテ、ファスナーでふさがっていることがほとんどだからです。台の上に置いて見上げる形にするのではなく、胸の高さくらいで何か安定したものに立てかけてください。それだけで「意図して撮っている画」と「うっかり写り込んだ画」の差になります。撮影開始前の数秒のカウントダウンがここで特に役立つのは、両手がふさがったままその数秒で定位置に戻る必要があるからです。DualCam のカウントダウンは 3 秒・5 秒・10 秒から選べ、解像度と同じく録画開始前に設定しておく必要があります。

部屋が変わると光も変わる

前面カメラと背面カメラは、それぞれ自分が向いている先だけを見て、互いに関係なく露出を決めます。これはほぼすべての同時録画に共通する話ですが、GRWM はほかの場面よりこれに当たりやすいです。身支度の流れそのものが、実際にいくつもの光の条件をまたぐからです。浴室の鏡まわりの照明はたいてい暖色で近く、数歩先の寝室やクローゼットはまったく違う光です。身支度の途中で部屋を移動するたびに、背面カメラも前面カメラも、そのつど新しい場面に対して露出を決め直すことになります。

これはあとから設定で調整できるものではありません。撮っているその場でフレームが合成され、そのまま書き出されるからです。実際に効くのは、無理のない範囲でなるべく同じ光の場所でまとめて撮ることと、本当に部屋を移る場面——たとえば全身鏡の前でコーデを確認するところ——は前の続きではなく独立したテイクとして扱うことです。

ひと続きではなく、段階ごとに分けて撮る

同時録画は録画開始から停止まで一続きで進み、途中に一時停止ボタンはありません。ですから 20 分の身支度の途中に電話や着替えの区切りを挟んで同じファイルに録り続けることはできません。これは思うほど不便ではありません。GRWM にはもともと自然な区切りがあるからです。スキンケア、メイク、ヘア、そして最後の着替え。そのどれもが、いったん止めて新しいテイクを始めるのにちょうどいい場所であり、そもそも一時停止が欲しくなるような場所ではありません。

停止するとそのテイクはすぐに確定・保存されます。だから 5、6 本の短いテイクに分けて撮ることは、1 本の長い録画より危険な計画ではありません。むしろ安全な側です。どこかの段階で失敗しても、失われるのはその段階だけだからです。撮った段階をあとで 1 本につなぐかどうかは、録画時ではなく編集時に決めればよいことです。

よくある追加の疑問

本物の鏡に向かって撮る必要がありますか。

必要ありません。洗面台の上に自分に向けて立てるだけで十分です。背面カメラが部屋と手元を、前面カメラが顔を映します。反射を使って両方をフレームに入れる必要はありません。

途中で近距離の話す画から洗面台全景に切り替えられますか。

できます。全画面側と小窓側の入れ替え、小窓の位置・サイズ・形は録画中でも変更できます。変更できないのは背面カメラのレンズです。これは解像度と同じく、録画を始める前に決めておく必要があります。

身支度が長引いて、途中で中断されたらファイルは失われますか。

失われません。自分で停止した場合でも、電話がかかってきた場合でも、端末が熱くなった場合でも、録画が終わればファイルは確定・保存されます。上で説明したように数本のテイクに分けて撮っておけば、中断で失うのはその 1 段階だけで、身支度全体ではありません。

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