前後カメラでテレビやモニターへのリアクション動画を撮る方法
画面に映っているもの——予告編、試合、誰かから送られてきた動画——へのリアクションは、手に持った実物へのリアクションとは撮り方が変わります。背面カメラが向いているのは自分の周期で書き換わる光源であって静止した物ではありませんし、画面をきれいに見せるために部屋は暗くしていることが多く、画面自体も自分の声と同じマイクを取り合う音を出しています。どれも同時録画に固有の問題ではありませんが、前面と背面が同じ暗い部屋、同じ1本の音声トラックから逃れられないここでは特に響きます。
リアクション動画の基本の撮り方——レイアウト、カウントダウン、スマホの固定——は「スマホ1台でリアクション動画を撮る方法」で扱っています。このページでは、反応する対象が物ではなく画面になったときに増える注意点だけを扱います。
画面を撮ると出る横帯は、アプリのせいではない
テレビやモニター、ノートパソコンをどんなカメラで撮っても、画面にうっすらとした動く横帯やちらつきが出ることがあります。これは画面が自分の周期で書き換わり、カメラがセンサーを別の周期で読み取っているために、両者が完全には噛み合わないために起きる現象です。同時録画以前に、どんなカメラでどんな画面を撮っても起こりうる物理的な現象で、古い画面や安価な画面ほど目立ちやすく、最近の高リフレッシュレートの画面では気づきにくいことが多いです。
対処法は映像制作の現場で昔から使われているものと同じです。画面の端ぎりぎりを真正面から捉えず、帯が気になるならスマホや画面をほんの数度傾けてみてください。それだけでパターンが崩れて目立たなくなることがよくあります。画面とセンサーの間で起きているずれなので、アプリ側の設定で消せるものではありません。
暗い部屋の明るい画面は、2つのカメラの露出を大きく引き離す
画面をきれいに見せられるほど暗い部屋は、「なぜ同時録画で自分の顔だけ暗くなるのか」で扱った露出のずれが、いちばん極端な形で出る条件そのものです。背面カメラは自分で発光している明るい長方形を見てそれに合わせて露出を決め、前面カメラはその画面の光がぼんやり反射しているだけの暗い部屋を見ています。結果として顔だけ暗く、ノイズも増えて見えます。どちらのカメラも自分の仕事は正しくこなしていて、単純に見ている光の量が大きく違うだけです。
両方を一度に直そうとせず、前面カメラの映像をタップして顔側の露出を上げてください。それで画面が白飛びするなら、スマホの後ろに小さなライトを画面ではなく自分に向けて置くと、背面カメラが見ている画面には影響を与えずに顔だけ明るくできます。トーチではこれはできません。DualCam のトーチは背面カメラのフラッシュを光らせるものなので、背面レンズが向いている方向を照らします。この状況でいちばん光を必要としていないのが、まさにそこです。
ワイプを選べば画面の端まで残せる
画面上のコンテンツは端ぎりぎりまで意味を持っています。字幕、スコア、コメント欄などです。これは分割レイアウトのトリミングと相性が悪い理由でもあります。左右分割は縦キャンバスに収めるために左右それぞれ約4分の1を切り落とし、それはちょうど長方形の画面の端が来る位置です。背面カメラを大きくしたワイプなら画面全体を無傷で残せます。カメラのネイティブなフレームと縦キャンバスは同じ形なので、こちらはトリミングされず、自分の顔だけが隅の小窓に入ります。
画面自体は横長の長方形なので、縦向きで撮る以上、人や部屋を撮るときのようにフレームいっぱいには収まりません。よほど近づくか、iPhone に広角レンズがあればそれを使って画面の端を自分のフレームの端に近づけない限り、上下に多少の余白が残ると考えてください。
マイクは1本、音源は2つ
同時録画が書き込む音声トラックは1本で、そこに入るのは自分の声だけのきれいな音ではなく、部屋で実際に鳴っている音です。画面へのリアクションでは、その部屋の音の中に番組自体の音が含まれていて、あとから2つを分けることはできません。2つの映像が合成された瞬間から1つのフレームになるのと同じように、2つの音は録音された瞬間から同じトラックに混ざります。
実際に効くのは録画前に決めておくバランスで、あとから直すものではありません。画面の音量はちょうどいいと感じるよりも少し低めにして、自分のリアクションがその上に乗るようにしてください。そして画面のスピーカーよりもスマホに近い位置に座り、自分の声がマイクに対して確実に有利になるようにします。予告編やゲーム映像のように低音や轟音が多いソースは、静かな会話シーンよりも音声トラックに残りやすいと考えておいてください。
よくある追加の疑問
録画した映像の画面に、うっすら動く横帯が映り込みます。なぜですか。
画面自体の書き換え周期とカメラの周期が噛み合わないために出る帯で、同時録画に限らずどんなカメラでどんな画面を撮っても起こり得ます。真正面から捉える角度を数度ずらすか、少し離れて撮ると、たいてい目立たなくなります。
画面へのリアクションはワイプと分割、どちらを使うべきですか。
背面カメラを大きくしたワイプです。画面の内容は端ぎりぎりまで続いていることが多く、分割レイアウトはちょうどその部分を切り落とします。左右分割だけでも左右それぞれ約4分の1が失われます。
なぜ録画すると画面より自分の顔のほうがずっと暗くなるのですか。
2つのカメラはそれぞれ独立に露出を決めていて、暗い部屋の明るい画面はそのずれがいちばん極端に出るケースです。前面カメラの映像をタップして顔側の露出を上げ、トーチに頼らず自分に向けた小さなライトを足してください。トーチは背面カメラが見ている方向を照らすだけです。
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