DualCam

デュアルカメラ撮影中はレンズと画面のどちらを見るべきか

視聴者に向けて話す場面ではレンズを、実際に何かを確認する必要がある場面では画面を見る。それで話は済みそうなものですが、2つのカメラを同時に回すとそう単純ではなくなります。同時録画には画面を見続ける正当な理由があるからです。背面カメラの映像が目の前でリアルタイムに動いていて、たいていはそれこそが今あなたが話している対象なのです。

その2か所の隔たりは端末の上では数センチですが、出来上がった映像でははっきり見て取れます。どこから来る差なのかを理解しておく価値はあります。理解してしまえば、これは守るべきルールではなく、カットごとに自分で決めることになるからです。保とうと思いながら何度も途切れてしまう視線、という状態から抜けられます。

画面を見ていると、なぜ「視線を外している」ように映るのか

前面カメラのレンズは画面の背後ではなく、画面の上にあります。視線が画面の中央にあるとき、あなたはレンズよりいくらか下の一点を見ていることになり、録画はそれをそのまま記録します。視聴者ではなくその手前を、やや下向きに見ている顔です。カメラの不具合ではなく、あなたが実際に見ていた方向が忠実に写っているだけです。

どれくらい目立つかを決めるのは、数センチという距離ではなく角度です。そして角度は端末までの距離で決まります。腕を伸ばして持っているとき、レンズから画面中央までは大きな角度になり、下向きの視線ははっきり分かります。数歩離してスタンドに置けば、同じ数センチがごく浅い角度になり、レンズを見ているか画面を見ているかの区別はほとんどつかなくなります。

ここまではデュアルカメラに固有の話ではありません。これまで撮られたあらゆる自撮り動画に当てはまります。同時録画に固有なのは、その画面の上に本当に見る価値のあるものが載っている、という点です。

同時録画には、画面を見る正当な理由がある

カメラが1つ、自分の顔に向いているだけなら、画面に映っているのは自分だけで、数秒も見れば確認すべきことは残りません。2つ同時に回っていると、画面には背面カメラが見ているものも載ります。今指している物、歩いている通り、向かいに座っている相手。それはフレームの半分についてのリアルタイムの情報で、実際に役に立ちます。

しかもこれは、プレビューが結果の近似でしかない場合よりも重い意味を持ちます。リアルタイムに合成するデュアルカメラアプリでは、ファインダーに映っているフレームがそのままファイルへ書き込まれるフレームです。画面を確認することは、下書きではなく完成した絵そのものを確認することになります。普通の自撮り動画より画面に引きつけられる力が強いのはこのためで、1カメラでは自然に視線を保てる人が同時録画では流されてしまうのも同じ理由です。

ですから正直な言い方は「画面を見るな」ではありません。画面に目をやるたびに視線の接触を少し払っている、というだけのことです。払う価値のある確認もあれば、そうでないものもあります。

画面を見るのが正解な場面

いちばん分かりやすいのはリアクション撮影です。背面カメラが向いている対象に反応しているのですから、それを見ること自体が中身です。横にあるものに驚きながらレンズをじっと見つめ続けたら、熱心どころか不自然に見えます。手を動かす解説動画も同じで、自分の手を目で追っている状態こそ、その作業をしている人の実際の姿です。

2人での対談もそうです。向かいに人が座っているなら見るべきはその人で、2人の間に立てた端末は、どちらもレンズに向かって視線を演じることなく両方の顔を収めます。その場面で端末を見るほうが、むしろ不自然な選択です。

本当にレンズが要るのは、視聴者に直接向けられた瞬間です。冒頭、締め、相手に投げかける質問、決めたい一言。どれもたいていは短く、だからこそこのやり方が成り立ちます。10分間ずっと視線を保つ必要はなく、必要な数秒のあいだにそれを見つけられればいいのです。

  • 視聴者に話しかけるとき——冒頭、締め、直接の問いかけ、決め台詞:レンズ。
  • 何かに反応しているとき、手で示しているとき、相手と話しているとき:端末がそこになければ見ていたであろう場所。
  • 構図や露出の確認、背面カメラがずれていないかの確認:画面を短く一度、それから戻る。

差を縮める置き方

距離と高さでほとんど片がつく

効いてくるのが距離ではなく角度である以上、端末を遠ざけ、自分の目線に近い高さに置くことが、手持ちの手段のなかで最も効果的です。数歩離してスタンドに置き、だいたい目の高さにすれば、レンズと画面の差は画面をちらりと見てもほとんど分からない程度になります。腕を伸ばして顔より少し下で構えるのはその逆で、下向きの角度も、レンズと画面の食い違いも、どちらも最も目立つ持ち方です。

自分が映るワイプは上の隅に置く

ピクチャ・イン・ピクチャでは、小窓を四隅のどこにでもドラッグでき、録画中でも動かせます。小窓に映っているのが自分の顔なら、上の隅に置くことでそれが端末の下端ではなくレンズの近くに来ます。自分を確認するために送る視線が、カメラの位置からずっと離れずに済むわけです。効果としては小さいものですが、費用はかかりません。小窓はどのみちどこかの隅にいなければならないのですから。

セルフタイマーで、1フレーム目から整っている状態にする

セルフタイマー(オフ・3秒・5秒・10秒)は、素材が「端末に手を伸ばしているところ」から始まらないようにするためにあります。そして手を伸ばしているその瞬間は、視線が本来あるべき位置から最も遠ざかっている瞬間でもあります。数秒のカウントダウンが買ってくれるのは、すでに構えが済み、すでに正しい方向を見ている1フレーム目です。

鏡像のプレビューで視線の向きを判断しない

前面カメラのプレビューは鏡と同じく左右が反転しています。画面を見ながら自分の顔の位置を合わせるには、それ以外にやりようがないからです。ただしそれは、撮影中に視線の向きを判断する道具としては当てにならないということでもあります。画面の上で左を見れば、録画では右を見ていることになります。視線の向きが効いてくるカットなら、確認する方法は撮ったあとに見返すことであって、その場でプレビューから読み取ることではありません。

実際のところ、どうするか

大半は意志の問題ではなく配置の問題です。見るかもしれない2か所がほとんど同じ場所になる位置に端末を置き、どの数秒が本当にレンズを必要とするのかを撮る前に決めておく。そして画面に目をやることを失敗と見なすのをやめる。半分くらいの場面では、その一瞥こそがそのカットの中身なのですから。

DualCam は、この「あとで確かめる」部分を安上がりにしています。ワイプ窓は録画中でも四隅のどこへでもドラッグでき、レイアウトやサイズも同じように変えられます。撮ったものはサムネイル付きでアプリ自身のライブラリに残るので、残すかどうかを決める前に一度見返せます。「さっき正しいほうを見ていたか」は、撮りながら推測するのではなく、見返せば答えの出る質問です。

よくある追加の疑問

レンズではなく画面を見ていることに、視聴者は本当に気づきますか。

ほぼ距離次第です。腕を伸ばして持っている距離では、下向きの視線ははっきり分かります。数歩離して目の高さに置けば、レンズと画面のあいだの角度は十分に浅く、たいていの視聴者は違いに気づきません。

撮影の途中で画面を確認すると、そのカットは台無しになりますか。

なりません。短い一瞥はごく自然に見えます。人は考えるときも身振りをするときも視線を外すからです。よそよそしく見えるのは、視聴者に向けて話しているはずのひとまとまりのあいだ、ずっと画面を見続けている場合です。

鏡像のプレビューは、自分がどちらを見ているかの判断に使えますか。

使えません。プレビューでは左右が入れ替わっているので、むしろ判断を誤らせます。鏡像は自分の顔の位置を合わせるためのもので、視線の向きを判断するためのものではありません。視線の向きが効いてくるなら、録ったものを見返してください。

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