DualCam

iPhone の前後カメラで登校初日の動画を撮る方法

登校初日の動画は、同じ数秒間に2つのことが起きています。ランドセルや制服、もしかしたら少し大きめの新しい靴を履いて玄関を出ていくところと、それをしている本人の表情——その朝どんな顔になるかは誰にもわかりません。前後カメラを同時に録画すれば、その両方を最初から同じ1つの画面に収められるので、これは「子どもを撮る動画」なのか「玄関を出るところを撮る動画」なのかを、あらかじめ決めておく必要がありません。どちらも撮れて、1本のファイルに収まります。

普通のリアクション動画と違うのは、この朝は実際の登校時間と競争していることです。スクールバスは時間どおりに出発し、送迎の車列も止まってはくれません。以下の判断はどれもゆっくり考える必要はなく、玄関のドアが開く前に済ませておけばいいだけです。

思っているより早く録画を始める

玄関を出ていく瞬間は、たいてい数秒で終わります。靴を履き、ランドセルを背負い、手を振るか一度振り返って、そのまま歩いていってしまいます。録画ボタンを押す前の出来事はファイルに残らず、デュアルカメラ録画には巻き戻しもないので、車道の先まで行ってしまった子にもう一度手を振らせるという選択肢はありません。靴紐を結んでいる段階、お弁当袋を持たせている段階から録画を始めておけば、実際に玄関を出る瞬間が、まだアプリを開いている途中の録画ではなく、すでに回っている録画の中で起こります。

これには余分なコストはかかりません。録画はそれぞれ独立したファイルなので、最初に数秒余計に録れていても、車までの道のりをもう1本別に短く撮っても、何かと競合することはありません。取り戻せないのは、アプリがまだ読み込み中のうちにドアが開いてしまった、その一回だけです。

1人ならピクチャ・イン・ピクチャ、兄弟姉妹が一緒に出るなら分割

1人で出かける子には、ピクチャ・イン・ピクチャが素直な選択です。アウトカメラでランドセルと服装をメイン画面いっぱいに収め、隅の小窓に自分の表情を入れる、あるいは自分は写らずに玄関そのものを小窓に残してもかまいません。ただし同じ朝、同じ玄関からもう1人子どもが出ていく場合、この組み合わせはうまく機能しなくなります。メイン画面と小窓が1つずつという構成では、2人のうちどちらかが3段階の固定サイズしかない小窓に押し込まれることになり、狭い隅に押し込まれたほうの子にとっては、対等な登校初日の記念写真には見えません。

2人一緒に出るなら上下分割のほうが向いています。両方のカメラの横幅をまるごと残せるので、どちらかを1人分の顔用に作られた小窓に圧縮せずに済みます。アウトカメラで玄関先に並んだ2人をそのままフレームに収め、インカメラで自分の反応をその上か下に足すという撮り方も可能です。2人の朝に本当に問われているのは、小窓をどの角に置くかではなく、1つの画面で2人ともきちんと収まるかどうかです。

光を背にさせず、光のほうを向かせる

玄関先や車道は、デュアルカメラとは関係のない古典的な理由で写真が失敗しやすい場所です。背景に明るい空や玄関灯があり、その手前の顔が暗く沈むというパターンです。録画中のそれぞれのカメラは、自分が映しているものから独自に露出を決めます。アウトカメラが玄関を写していて、朝日が子どもの背後にある場合、カメラは明るい空に露出を合わせてしまい、肝心の被写体は影になります。

直し方は簡単です。子どもの向きを少しだけ変えて、光を背にするのではなく光のほうを向かせるか、顔が暗くなり始めたのに気づいた瞬間にそのカメラの映像をタップして露出を顔に合わせ直します。どちらも、子どもが車道の先まで行ってしまう前に済ませる必要があります。露出はフレームが合成されるその瞬間に確定してしまい、明るい玄関を背にした影になった顔をあとから明るく直すための別レイヤーは残っていないからです。

玄関先の音声は1本だけ。質問は1つ、できるだけ近くで

デュアルカメラ録画が持つ音声トラックは、iPhone 本体のマイクからの1本だけで、カメラごとに別々にあるわけではありません。何を尋ねても、子どもがもごもごと答える声も、すべて同じ1本の共有トラックに、その場の玄関先が与えてくれる音量のまま収まります。「何年生になるの」「今の気持ちは」といった、その学年ならではの一言を、iPhone に近づいて1つだけはっきり尋ねるほうが、車道の反対側から矢継ぎ早に質問を投げるよりもうまくいきます。相手が緊張していたり、はしゃいでいたり、あるいは朝から大きな声を出す気分ではなかったりする子どもならなおさらです。

早朝の出発にはよくあることですが、もし風が強ければ、あとで直せる問題としてではなく、避けるべきものとして扱ってください。iPhone のマイクが拾ってしまった風切り音は、あとからどれだけ処理しても声を取り戻すことはできないので、玄関や軒先など、少しでも風をよけられる場所を使う価値があります。

その日はまだ何も決めなくていい。動画は iPhone の中にとどまる

登校初日の朝のさなかに、この動画をグループチャットに送るのか、祖父母に見せるのか、あるいはどこにも送らないのかを決める必要はありません。DualCam は撮影したものをすべてサムネイル付きでアプリ自身のライブラリに保存し、その背後にサーバーはありません。子どもがカメラの前で靴紐を結んでいるあいだ、何もアップロードされず、何も解析されません。写真アプリへの保存や共有は、実際に手の空いた瞬間に行えばよく、登校初日の朝であれば、それはたいてい「あとで」になります。

そのおかげで、毎年これを続けること自体もそれほど大変にはなりません。動画は初日の時点で送り先を決めておかなくても撮る価値があり、ただそこに存在して、来年、再来年の登校初日の動画と同じ場所に並んでいればそれで十分です。

よくある追加の疑問

子どもがもう玄関を出てから、撮り忘れに気づいたらどうすればいいですか。

その瞬間は取り戻せません。デュアルカメラ録画には巻き戻しがなく、録画ボタンを押す前の出来事はファイルに残らないからです。靴を履いたりランドセルを準備したりしている段階で、少し早すぎるくらいのタイミングでアプリを開いて録画を始め、実際に玄関を出る瞬間がすでに回っている録画の中で起こるようにしてください。

2人の子どもが同時に出かけるとき、どちらかが小さな窓に押し込まれずに収める方法はありますか。

上下分割なら両方のカメラの横幅をまるごと残せるので、3段階の固定サイズしかないピクチャ・イン・ピクチャの小窓に2人目を押し込む必要がありません。2人が一緒に出かけるときは、たいていこちらのレイアウトのほうが公平に収まります。

朝日や玄関灯が背後にあると、影になって写ってしまいますか。

そのままにしておけば、そうなります。それぞれのカメラは自分が映しているものに合わせて露出を決めるため、顔の背後に明るい空があると、たいてい顔ではなく空に露出が合ってしまいます。子どもの向きを少し変えて光のほうを向かせるか、顔が暗くなり始めた瞬間にそのカメラの映像をタップして露出を合わせ直せば、フレームが書き込まれる前に直せます。あとから直すための別レイヤーは残っていません。

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