DualCam

iPhone の同時録画は正方形(1:1)で撮れるか

撮れません。DualCam は撮影中、2つのカメラ映像を縦長の2種類のキャンバスのどちらかにリアルタイムで合成します——標準 9:16 の 1080×1920、または最近の iPhone の画面いっぱいに収まる 1080×2340——どちらも正方形ではありません。メニューのどこかに隠れた3つ目の「正方形」オプションがあるわけでもなく、合成器はそもそも正方形のキャンバスを書き出せるようには作られていません。

理由は「横向きで撮れない」のと同じです。キャンバスは録画が始まる瞬間に確定する固定の長方形で、そこから先のすべて——16:9 のカメラ映像をキャンバスに収める2つのレイアウト、それぞれが行う切り取り、ワイプ窓の位置——は、この長方形が横より縦に長いという前提の上に組み立てられています。正方形のキャンバスは、その延長線上にあるちょっとした調整ではなく、同じ合成の計算にとってまったく別の形の問題になります。

なぜキャンバスは2種類までで、3種類目がないのか

2台のカメラ映像をリアルタイムで1つのフレームに合成するということは、最初の1ピクセルを描く前に、そのフレームの正確なサイズを合成器が知っている必要があるということです。あとから形を決められる編集ソフトとは違います。DualCam が用意している2つの固定サイズのうち、ひとつはほぼすべての縦型プラットフォームやテンプレートが前提にしている素直な 9:16、もうひとつは最近の iPhone の画面そのものの比率に合わせた、より縦に長いものです。どちらも、書き出した動画が実際に使われる場面に対応しています。

正方形がその2つに入らないのは、正方形がこのどちらの用途にも対応しないからです——正方形は、もっと昔の Instagram フィードの慣習に合わせた形であり、同時録画が実際に使われる場面(リアクション動画、実況しながらの vlog、スマートフォンで全画面再生される想定のインタビュー)は、その慣習からとっくに離れています。

自分で正方形に切り出すとどうなるか

DualCam で撮り終えた動画は、ふつうの動画と同じように、あとから好きな編集アプリで正方形に切り出せます。その前に知っておく価値があるのは、正方形への切り出しが実際どれだけ画面を削るかということです。1080×1920 の映像を 1080×1080 の正方形にすると、高さのおよそ44%が失われます。1080×2340 の映像では、半分以上が失われます。これは余白が削られているのではなく、実際の絵が削られているということです。撮影時にフレームの上や下にあったものが、そのまま消えます。

これは1台のカメラで撮った通常の動画より、同時録画にとって影響が大きい問題です。すでに1つのフレームが2つの役割を同時に担っているからです。ワイプ窓が上側の角にある場合や、上下分割の上半分は、切り出しがフレーム中心を基準に行われ被写体を基準にしていないと、正方形の外に完全にはみ出してしまうことがあります。9:16 やフルスクリーンのプレビューで正しく見えていたレイアウトが、あとで正方形にしても自動的に成立するとは限りません。

あとで来る切り出しを見越した構図にする

動画の投稿先が正方形だとすでに分かっているなら、切り出しをあとから帳尻合わせするのではなく、レイアウトを選ぶ段階で織り込んでおくのが正解です。上下分割は、ワイプよりも中心を基準にした正方形の切り出しに強く残ります。どちらの半分も角に固定されているわけではないからです。ワイプを使いたい場合は、小窓をフレームの一番上や一番下ぎりぎりではなく、キャンバスの縦の中心に近い角に置いておくと、あとの正方形の切り出しがそれを含める余地が広がります。

  • 中心基準の正方形切り出しは、9:16 の映像なら高さのおおよそ中央56%しか残らず、フルスクリーンならさらに少なくなると考えておく。
  • 上下分割は、上や下の角に置いたワイプよりも、中心基準の正方形切り出しに強い。
  • 正方形の投稿先に送るとわかっているなら、顔(自分と被写体の両方)をフレームの上下端ではなく縦方向の中央付近に置く。
  • 投稿する前に、正方形に切り出した状態を実際に見て、見せたかったものがちゃんと残っているか確認する。

よくある追加の疑問

DualCam の設定に正方形録画オプションはありますか。

ありません。キャンバスは 1080×1920(9:16)と 1080×2340(フルスクリーン)の2種類だけで、どちらも録画開始前に確定する縦長の長方形です。選べる正方形キャンバスはありません。

画面を一切失わずに正方形の動画にできますか。

すでに 9:16 かフルスクリーンで合成済みの映像からは無理です。DualCam は撮影しながらその瞬間ごとに最終的な1フレームを書き込むので、あとから正方形にするには、そのフレームから実際の高さを削るしかありません。切り出し範囲の外に隠れている余分な絵はありません。

ワイプの小窓自体を正方形にすることはできますか。

小窓の形として正方形を選ぶことはできますが、それはキャンバスの中に浮かぶその小窓自体の形であって、録画全体のキャンバスの形ではありません。小窓の形をどれにしても、その外側のキャンバスは 9:16 かフルスクリーンのままです。

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